WiFiの通信会社(キャリア)といえば
「AU&UQコミュニケーション」、「NTT docomo」、「ソフトバンク&Ymobile」といった大手通信業者3社が挙げられます。
これらのキャリアの人口カバー率、通信速度、通信エリア、帯域制限を比較し、WiFi通信業者の見極め方を紹介したいと思います。
速度制限なしが魅力のAU&WIMAX
まずは「WiMAX」というサービスを提供しているUQコミュニケーションズから見ていきましょう。
同社は「WiMAX」と「WiMAX2+」といった2種類のWiFiサービスを提供しています。
WiMAXは月額3696円で通信速度は下りが最大40Mbps、上りが最大10Mbpsとなっています。
このサービスは「帯域制限が無い」のが最大の魅力で、「日頃からネットをたくさん使いたい人」にオススメです。
おまけに速度制限も無いので、快適なネットライフを送ることができるでしょう。
また、人口カバー率は全国72%で、離島などに住んでいない限り、国内の広いエリアで利用することが可能です。
月額料から考えると、コストパフォーマンスに優れているサービス」ということが言えるでしょう。
ちなみにWiMAX2+は、「下り100Mbpsの高速通信が可能」という特徴を持っています。
携帯大手キャリアのAUと提携していることもあり、AUスマートバリューに加入することで速度制限が無くなるのも魅力です。
安心感で選ぶならDoCoMo?
NTT docomoは「Xi(クロッシィ)」という下り最大150Mbpsの高速通信サービスを提供しています。
国内で最も有名キャリアであり、そのネームバリューから「安心感が最も強い」のが特徴です。
新しいサービスということもあって、カバーしているエリアは広くはありませんが、FOMA網の通信エリアが非常に広いため、全国どこでも利用できるのが魅力です。
月額利用料は3791円で、同社の携帯電話契約が利用条件となります。
人口カバー率は詳しく公表されていませんが、急ピッチでエリアを拡大しているとのことです。
帯域制限や速度制限はもちろんあり、月間通信量が7Gを超えると送受信が128Kbpsとなります。
通信エリアの広さが自慢のSoftbank&Ymobile
ソフトバンクとイーモバイルについて経営統合されたことにより、他社と比べて「通信エリアと通信速度のバランスが取れている」のが特徴です。
「両社の高速通信回線を同時使用可能」となったため、高速通信ができるエリアが非常に広いのが強みです。
下り最大100Mbps、月額3696円なので手軽に利用できるのも嬉しいところですね。
ソフトバンクは政令都市部の高速通信エリア内では自社の回線を、それ以外のサブエリアではイーモバイルの回線に切り替わるようになっています。
帯域制限は一定量の通信を行うと発生する仕組みになっており、制限時は送受信速度が128Kbpsとなります。
イーモバイルの「G4」も2010年11月よりサービスが開始され、今現在もエリアを主要都市を中心にエリアを拡大しています。
両社とも詳しい人口カバー率は公表していません。
このように、キャリアによってサービス内容が異なるため、「どういった使い方をしたいのか?」という点を念頭に置きながら選択する必要があります。
「動画をたくさん見たい」という方は帯域制限の無いWiMAXが良いでしょうし、「出張が多いので広いエリアで使いたい」という方はdocomoやソフトバンクを選択するのが良いでしょう。
料金プランとしては各社それほど大きな差はないものの、「得意不得意がハッキリしている」ので、適当に選ぶのはやめておきましょう。
不明な点はキャリアに直接問い合わせてみましょう。