WiFiが各家庭に普及したことにより、手軽にインターネットを楽しめるようになりました。
ルーターに搭載されているAOSSや、らくらく無線スタートなどによって、面倒な設定も必要ありません。
ボタン1つでインターネットに接続できるのです。
その反面、忘れられがちなのが「セキュリティ対策」です。
自宅の防犯対策のようなものですが、WiFiもセキュリティ対策をしっかりしていないと、第三者によって「被害」を受ける可能性があるのです。
ここではWiFiのセキュリティについて、簡単に説明していきます。
MACフィルタリングとサイトアクセス制限
まず紹介しておきたいのが、「MACフィルタリング」と「サイトアクセス制限」です。
後者は何となくわかるかもしれませんが、前者は中々聞き慣れない言葉だと思います。
MACフィルタリングの「MAC」は、「MACアドレス」のことです。
1つの製品に用意されている「一意のアドレス」のことで、基本的に同じ物が1つ存在することはありません。
例えば、AとB、Cといった3台のパソコンがあるとします。
それぞれMACアドレスを持っており、被ることはありません。MACフィルタリングは、登録されたMACアドレスを持つ機器のみ接続を許可するという仕組みになっています。
この場合、「Aのみ許可する」という設定にすれば、BとCはインターネットに接続することができません。
フィルタリングには「ろ過・選別する」といった意味があり、まさにAだけを選別してインターネットに接続させているのです。
サイトアクセス制限に関しては、「有害サイトをブロック」するなど、特定のサイトに接続できないようにします。
例えば、お子さんが有害サイトをクリックしようとしても、設定により開くことができない、という訳です。
家族でパソコンを供給する場合、必ずしておきたい設定の一つですね。
ネットセキュリティーを設定しよう
あなたは「WPA」、「WPA2」といった言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
ルーターの設定をしたことがある方なら、何となく知っているのではないでしょうか。
これらは「暗号化方式」の種類で、「第三者が自宅のルーターに接続することを防ぐ」ために設定します。
これをしないと、電波が入る位置にいるだけで、見知らぬ誰かが自宅のWiFiを勝手に使用する恐れがあります。
無線ルーター本体にパスワードが記載されているので、予め設定し、家族以外の人間がWiFiを使えないようにセキュリティをしましょう。
このように、WiFiは手軽に使える分、第三者によって悪用されてる可能性も少なくありません。セキュリティをしっかり行って、自宅のWiFiは自分達で守りましょう。