家電の寿命

古いパソコン
昨今の家電は、非常に高機能で便利になってきました。
これは周知の通りです。

見た目も良く、収納性も抜群です。
しかし、反面非常に脆くもなっており、高機能で精密になればなるほどほんのちょっとしたことで壊れたりします。
また、壊れても原因が判らず、電気店に修理を依頼しても、殆どの場合は直せないか、部品がないと言われることばかりです。

高機能、利便性が高いと言うのも諸刃の剣で、便利故に一つの故障で多くを失うケースも少なくありません。

例えば、内蔵ハードディスクを備えた機器はテレビ、デジタルビデオ、DVD及びブルーレイプレイヤー、MP3及びMP4プレイヤーなどが該当します。
これらは、別に記憶メディアがなくても、機器内のハードディスクに記録する媒体ですが、故障すれば記録データーも同時に失われます。

バックアップを別にとっておかないと、まず復旧することは無理なのです。当然、コンピューターやスマホも同様です。
こう言うデーターの保持は完全にユーザー任せで、メーカー側は利便性を謳うばかりで、こう言うことへの配慮や対策は全く行わないと言う無責任さです。

結局、こういう事態や、現在の家電の寿命が短くなったのは、今の家電が言ってみれば複合機だからと言えます。
機能が多ければ多いほど、一つの家電なのではなく、違う種類の機械が一つにまとめられた家電だと言うことです。

例えば、冷蔵庫で考えてみますと、昔の冷蔵庫は単純な作りで、冷蔵、冷凍のみの機能でしたが、現在の冷蔵庫は冷蔵、冷凍に加えて、チルド、瞬間冷凍、自動製氷、新鮮凍結や抗菌脱臭などまで多岐に亘る機能があり、この内一つでも不具合が起きれば、それで終わり、つまり寿命となる訳です。

機能が多いと言うことは同時に故障の可能性も、その数の分だけ多くなる、高まると言うことなのです。
しかも、最新機能部分はそれだけ精密な作りになっており、修理もままならないケースが多く、部品交換にも金額が多くかかります。
そう言った側面も含めると、電化製品の寿命は総体的に短くなってきたと言えます。

そもそもメーカー側が修理ありきで作っていないと言う部分も否めません。

コンピューターを例にとって見ていきますと、まず修理に出すのが一苦労どころではありません。
修理センター等に電話しても、実に様々な事を訊かれ、様々な事を試させられます。その上で、ようやく修理に出せるのですが、大抵は自身で梱包して送付しなければなりません。

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Windows系の国内メーカーの場合は、この後、1~2週間待たされた上で見積金額が提示され、それからようやく修理に入ります。
しかし、条件としてハードディスク内のデーターの保持は約束出来ない、ハードディスクは基本的に工場出荷時に戻す、修理後再び同じ症状が出ないとは約束できないなど様々な提示をされます。

Apple社の場合はもっと酷く、拠点が殆どないので、まず買った店での対処は一切してくれません。判りません、メーカーに直接訊いて下さいの一点張りです。

売る側の企業モラルとして、そんなことでいいのかと言う疑問が沸々と沸いてきますが、取りあえずメーカーに直接尋ねます。
するとやはり先述したように、やたらと色々訊かれ、色々と試さなければならないところはメーカーが変わっても同様です。

問題はここからで、Apple社は見積もりをとることが出来ません。修理は一律5万円と言う訳の解らないシステムなのです。1~2万円程度の修理でも5万円、8~9万円の修理でも5万円なのです。

正直なところ、意味が全く判りません。言ってみると、これは一つの大きな賭けになります。
実際は1~2万円で直る程度のものだった場合、著しく損をした感を受けます。

もちろん、5万円以上の場合は適正若しくは得した感じを受けますが、何だかこのシステムだと修理に出す勇気が出てきません。
これは、人間の心理を巧みに突いた修理に出させない、出しにくくする為の方策なのかも知れません。

現に、5万円もの修理費を賭けで出す位なら、後2~3万円も出せば、imacの次世代機であれば購入出来ると、修理の該当品がimacだった場合は買う人の方が遥かに多いと言えます。

今や、10年保つ電化製品は極めて少なくなっています。また、電化製品には当り外れがあると良く言われます。
当たりが悪いとすぐに壊れてしまう、当たりが良ければ長年使えると言うものですが、正直、当たりのいい製品には出会ったことがありません。

それとも、当たりが良くて、これほどの短命なのかも知れません。CDやDVDプレイヤーなどは安価になった分、1年や2年足らずで壊れる事も少なくありません。
まるで、最初から時限爆弾が仕掛けられているのかと疑いたくなるほどです。

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日々進化する電化製品。日進月歩で便利になっていく電化製品。そして、それを作り続けるメーカー。これは同時に販売し続けないといけない宿命を同時に抱えているとも言えるでしょう。

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