家電 知得

携帯電話、スマホとwifi

更新日:

DSCF3403_R
今や、携帯電話は欠かせないものとなっています。

現在はガラケー(従来の携帯電話機)から、スマートフォンへとほぼ完全にいこうしつつあります。スマートフォンは最早、電話と呼べる代物ではありませんね。

言ってみれば、携帯型コンピューターです。
ガラケーと比較して出来ることが格段に増え、画像もスピードも日々進化しています。

しかし、機器の進化に通信のシステムや設備が追い付いていないと言うのも現実です。
携帯電話会社各社は、これほどのスピードで進化するとは想定外だったのでしょう。

3G通信も初期の頃は繋がりにくく、基地局も徐々に増え、ようやく繋がり易くなったと思った途端に4GLTEに移行され、繋がりにくいどころか、通信量によって勝手に規制されると言う、スピードが意味を成さない方法論が打ち出されました。

各社とも、月7Gを超える通信量を設定し、1ケ月以内でその数値に達するとその月内はずっと3G通信しか出来ない訳です。

しかし、これでは4GLTEの意味がありません。

携帯電話会社の説明ですと、スマホ上の表示は3Gになるが、7Gの通信量を超えた時点で、実際のスピードはその表示以下になると言う携帯電話会社にとってのみ都合の良いものでした。
正直、これには非常に不公平さと憤りを感じました。

画像が綺麗になり、データー送信量が多くなった上、スピードが速いと言うことは、あっという間に7Gの通信量に達してしまい易いということです。

早い美しい、閲覧にストレスがないと謳っておいて、それが僅かばかりで以前の機種のスピードより劣ってしまうと言うのは正に看板に偽りありと言えるでしょう。

4GLTE対応の機種は設定で3G通信に変更もできるので、使い分ければ良いのではないかと言う意見も聞こえてきそうですが、4GLTE機種は画像の質が違い、3Gにした場合、本来の3G専用機種の様にはデーターを送信しないのです。

簡単に言うと、例えば動画を観るとします。

3Gと4Gでは画像が全く別物で、3G機種では4Gと比較してかなり画像は荒いのですが、電波が込み合っている場合、3G機種はその荒い画像より更に荒くなって通信し続けますが、4G機種の場合は、荒くなっても3G画像よりも画質が良い、つまり必要データー通信量が多いので、動画は完全に止まってしまうと言う事態になります。

ですので、4G機種を3G通信に切り替えた場合、本来の3G機種の様には通信をしてくれないと言うことなのです。

そこで、必要になってくるのがWi-Fiです。Wi-Fiに切り替えるとどうなるのかと言いますと、携帯電話会社の基地局に依存せず、全く別の通信機能を使うと言うことになるのです。
よってWi-Fiに接続して通信している間は、携帯電話会社の通信量は1bも上がりません。

現在は、外出先でもWi-Fiスポットなどが多くあり、また持ち運べる携帯Wi-Fiもあるので、出来る限りWi-Fi通信することで、規制通信量に達する事なく1ケ月を過ごすことが出来ます。
ただ、弊害があることも事実です。

多くの皆さんはWi-Fi接続すると、通常の携帯通信よりも早いと思ってる方が多いと思いますが、これは一概には言えないのです。
4GLTEに限って言えば、Wi-Fiの方が遅いと言うのが現実です。

また、一戸建てにおいてWi-Fi機器が1台しかない場合は、場所によって繋がらない、繋がりにくいケースも出てきます。
この場合は、子機を購入して中継ポイントとして配置すると改善されます。

携帯Wi-Fiは結局料金もかかる上、こちらも通信量に規制があり、実はあまり意味があるとは思えません。
また、Wi-Fiスポットによる通信は正直なところセキュリティー上、いかがなものかと思っています。こういうスポットは多くの人が共有しますので、安全とは言い難い側面があることは否めません。

しかし、Wi-Fiを上手に活用すれば、早い通信を早いままずっと楽しめると言うことですが、消費者がこんなに四苦八苦しないといけない機器って一体何だろうと思う今日この頃です。

ちなみに、私自身は2社のスマホを使用しており、こういった労苦がなくならないのかと2社共に尋ねたことがあります。

答えは2社とも同じで、基地局の質と数が向上しない限り無理だとのことで、目処は未だ立っていないそうです。

Copyright© WiFiルーターガイド担当者ブログ , 2024 All Rights Reserved.